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死亡後に現金引き出しか 容疑者、男性のカードで

共同通信 2025年2月6日 0時29分

 大阪府東大阪市の山中などで男性の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された容疑者に似た男が、男性のキャッシュカードでATMから現金を引き出す姿が防犯カメラに写っていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。府警は、容疑者が殺害後に引き出した可能性があるとみている。

 捜査関係者などによると、逮捕された男は無職大木滉斗容疑者(28)。男性は容疑者と同じマンションの別の階に住む国土交通省職員神岡孝充さん(52)で、昨年12月28日ごろに死亡した。

 今年1月10日、大阪市内のコンビニエンスストアのATMで、容疑者とみられる男が神岡さん名義のキャッシュカードで現金を引き出す様子が防犯カメラに写っていたという。遺体は同25日、東大阪市の山中で切断された状態で見つかり、頭部はなかった。

 容疑者は府警の任意聴取に「神岡さんを遺棄した」「頭部は山中に立ち寄った後に遺棄した」という趣旨の説明をした。

 神岡さんは昨年12月27日午後3時ごろ、自宅でテレワーク終了後、職場にメールを送信。外国にいる妻に会うため同日に渡航予定だったが、同29日に妻が「夫と連絡が取れない」と府警に申告した。

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