Infoseek 楽天

トラック運転席部分発見か、埼玉 陥没現場下流の下水道管内

共同通信 2025年2月5日 21時42分

 埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は5日、運転席部分とみられるものが、破損した下水道管の中で見つかったと明らかにした。同日午前、陥没現場から100~200メートル下流にあるのをドローンで確認したという。運転手の男性(74)は不明のままで、県や地元消防は、下水道管内に流された可能性があるとみて救助活動を急ぐ。

 県によると、運転席部分とみられるものは、白い金属製で、ひしゃげた形だった。下水道管は内径約4.7メートルで下水が高さ3分の1ほど流れており、作業員が午前11時35分ごろ、管の中を飛ばしたドローンの画像で確認した。

 消防によると、男性は当初意識があり、消防隊員らと会話ができる状態だったが、1月28日午後1時ごろを最後にやりとりが途絶えた。

 同29日未明には、複数の大型クレーンでトラックの荷台部分のみ地上に引き上げていた。

 重機を穴の中に投入するための2本目のスロープは5日、完成した。穴内部の農業用水路が崩落する恐れがあったため、予定より完成が遅れたという。

この記事の関連ニュース