今季一番の強い寒気の影響で、日本列島は6日も日本海側を中心に広い範囲で大雪となった。北日本の上空約5千メートルには氷点下42度以下の寒気が流れ込んでおり、強い冬型の気圧配置は9日ごろにかけて続く見込み。平年の2倍以上の積雪となっている地域も多く、気象庁は引き続き大雪や暴風雪、高波に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、6日午前9時時点の12時間降雪量の最大値は、新潟県関川村、岐阜県本巣市、山形県小国町で39センチ。北海道滝川市は34センチで、昨冬までの2月の記録を超えた。2013年に統計が始まった広島市中区でも2センチ降り、昨冬までの2月の記録に並んだ。
上空には断続的に強い寒気が流れ込むため、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する所がある。普段雪の少ない太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、平地でも積雪の可能性がある。
7日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で北陸80センチ、東北70センチ、北海道、東海、近畿50センチなど。