革マル派の活動家が、他人に使わせる目的を隠して携帯電話を契約し、だまし取った疑いがあるとして、警視庁公安部は6日、詐欺の疑いで東京都新宿区にある同派の拠点「解放社」など複数の関係先を家宅捜索した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると2023年、活動家の50代男が、別の活動家の40代男に使わせる目的を隠して携帯電話を契約し、同区の携帯電話ショップから詐取した疑いが持たれている。
革マル派を巡っては、公安部が昨年11月、活動家らが新型コロナウイルス対策の給付金をだまし取ったなどとして、詐欺容疑で関係先である新宿区のマンションを家宅捜索している。