ボクシングの2021年男子世界選手権でバンタム級金メダルに輝いた28歳の坪井智也(帝拳)が6日、東京・後楽園ホールでプロテストを受験し、8回戦の試合が可能となるA級ライセンスに合格した。プロボクサーとしての第一歩を踏み出し「うれしい。プロとアマは違うという自覚を持ってリングに上がった」と喜びを語った。
3ラウンドのスパーリングでは上下の正確な打ち分けや、素早いワンツーでアピールした。3月13日に両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、スーパーフライ級でデビューする予定。「プロは観客がほぼ満席の中で試合ができる。すごく楽しみで、わくわくしている」と大舞台を心待ちにした。