6日の東京外国為替市場の円相場は円高ドル安が進行し、一時1ドル=151円台後半を付けた。東京市場として昨年12月以来、約2カ月ぶりの円高水準。日銀の田村直樹審議委員が6日の講演で、2025年度後半には少なくとも1%程度まで政策金利を引き上げることが必要だと述べ、追加利上げ観測が高まった。
午後4時現在は前日比78銭円高ドル安の1ドル=152円55~58銭。ユーロは1円02銭円高ユーロ安の1ユーロ=158円48~50銭。
日銀による早期の追加利上げ観測が強まり、ドル売り円買いが優勢となった。ただ、講演を受けて円高に振れた反動で、安くなったドルを買い戻す場面もあった。