埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は6日、穴へとつながる下水道管の一部から水をくみ上げ、ホースを使って別のルートに流すバイパス工事を進めた。穴に流入する下水量を減らすのが狙い。下水道管内では運転席部分とみられるものが見つかっており、県と地元消防は、不明となっている運転手の男性(74)も管の中にいる可能性があるとみて捜索を急ぐ。
県によると、運転席部分とみられるものは作業員が5日、管の中で飛ばしたドローンの画像で確認した。ただ管内部は下水が流れ、有毒な硫化水素などが充満しているため、人が入るのは難しい状況だという。