日本バドミントン協会に、匿名を希望する人物から高額の寄付があったことが6日、関係者への取材で分かった。協会幹部は「非常に大きな金額で大変ありがたい。今後協会内で議論して慎重に判断し、大切に使わせていただきたい」と語った。寄付をした人物は金額を公表しないことを望んでいるという。
同協会は、元職員による横領を隠蔽した問題などで、JOCと国からの強化費を削減された。2024年度の予算では強化費を当初の約8億円から約3億円に圧縮。日本代表選手も遠征ごとに負担金が求められている。混合ダブルスで21年の東京、24年パリ両五輪銅メダルの渡辺勇大は25年の日本代表を辞退している。