【ワシントン共同】米民主党急進左派の議員らが6日、記者会見し、政府の新組織「政府効率化省」を率いる実業家イーロン・マスク氏について、選挙で選ばれていないのに強引に連邦政府の支出や人員削減を進めていると批判し「クビにすべきだ」と訴えた。マスク氏は連邦政府の決済システムなど内部データへのアクセスが許可され、反発が広がっている。
下院議員の一人は「国民に選ばれた代表が国民のために行動すべきだ」と強調。利益相反の懸念がある「億万長者」が税金の使い道や政府の在り方を決めるべきではないと訴えた。民主党は予算案を巡る交渉でマスク氏の処遇を材料にする考えを示した。