【北京共同】北朝鮮メディアは7日、金正恩朝鮮労働党総書記が6日に平壌の江東地区で開かれた病院と総合文化施設の着工式で演説し、国内全域に同種の施設を広め、住民の生活環境を向上させることに意欲を示したと報じた。今年は江東地区を含む3地域に病院を建設し、来年からは毎年20地域に医療機関を設置する方針だという。
金氏は、地方振興策が「数十年間停滞していた」とも述べた。医療従事者の育成を進め、建設作業には首都防御軍団所属の124連隊を動員する。
金氏は、経済や文化水準で都市と地方の格差を問題視。毎年20地域に工場を建設する計画に力を入れてきた。