7日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=150円台を付けた。昨年12月上旬以来の円高水準。日銀が早期の追加利上げに踏み切るとの観測が高まり、日米で開いた金利差が縮まるとの見方から円買いが進んだ。東京株式市場では、業績悪化の懸念から自動車株など輸出関連銘柄の重しとなった。
一方、反動でドルが買われる場面もあった。午前10時現在は前日比1円36銭円高ドル安の1ドル=151円21~23銭。ユーロは1円45銭円高ユーロ安の1ユーロ=156円91~97銭。
対ユーロでも円は上昇していることから、外為ブローカーは「円の人気が高まっている」と話した。