【ニューヨーク共同】米巨大IT5社の2024年10~12月期決算が6日、出そろった。生成人工知能(AI)の需要増加を背景に、クラウドサービスの成長や主力事業の伸びが各社の業績を押し上げた。アップルを除く4社は純利益が2桁増で、5社全てが増収増益だった。
アップルの純利益は7%増の363億3千万ドル(約5兆5千億円)だった。売上高の半分程度を占める主力製品「iPhone(アイフォーン)」の売り上げは1%減だったものの、タブレット端末やパソコンの販売が好調だった。
グーグルの持ち株会社アルファベットの純利益は28%増の265億3600万ドル。検索広告やユーチューブ広告の売り上げが増えた。
生成AIを活用できる「アジュール」などのクラウドサービスが堅調だったマイクロソフトの純利益は10%増の241億800万ドル。
メタはインターネット広告の収入が増え、純利益が49%増の208億3800万ドルだった。6日に決算を発表したアマゾン・コムは88%増の200億400万ドル。