大相撲の新横綱豊昇龍が7日、東京都台東区の立浪部屋で昇進後初めて稽古を行い、軽めの調整で汗を流した。四股やダンベルで体を動かした後、仕上げのぶつかり稽古で幕内明生らに胸を出した。春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けて「やるしかない。ファンに休場する姿は見せたくない」と闘志を燃やした。
稽古場の木札は、先月29日の昇進伝達式後に自らの手で横綱の地位に付け替えた。「今でもまだ信じられない。自分が一番好きな言葉は『稽古はうそをつかない』。今までの稽古を信じてやってきた」と感慨に浸った。
15日間の激闘と初場所後の多忙さで体重が4キロも減り、現在は146キロだという。