沖縄県うるま市の米海軍施設ホワイトビーチで7日、基地外での米軍機墜落事故を想定した日米合同の実動訓練が実施された。04年に沖縄国際大(宜野湾市)で起きた米軍ヘリコプター墜落事故を教訓に策定したガイドラインに基づき、消防が救助や消火の手順を確認。米軍と県警は協議し、現場に規制線を張るなどした。
訓練は、海軍の機体が基地外に墜落し、日本人が巻き込まれたと想定。駆け付けた消防が航空機に見立てた模型に放水し、米側に負傷者を引き継いだ。海上に落下した米兵を救うため海上保安庁の船も出動した。
04年の事故で米側が現場周辺を封鎖し、地元の反発を招いたため、日本側も現場管理に加わることを定めた。