【台北共同】台湾の中央通信社は7日、日産自動車への経営参画を模索する台湾の電子機器受託生産大手、鴻海精密工業の幹部が1月末から2月初めの春節(旧正月)連休期間中に、協力の余地を探るため日産幹部と日本で接触したと報じた。事情を知る関係筋の話としている。
訪日したのは電気自動車(EV)事業の責任者で元日産幹部の関潤氏。日産とホンダとの経営統合協議の方向性が出る前に日産幹部と面会し、鴻海側から協力を呼びかける狙いがあったという。鴻海はコメントしないとしている。
鴻海は日産の株式取得を目指し、筆頭株主であるフランス自動車大手、ルノーとも交渉。