米大リーグのマリナーズなどで活躍し、アジア人で初めて米国野球殿堂入りしたイチローさん(51)が7日、東京都内で行われたイベントに出席し、大谷翔平らのドジャースと鈴木誠也らのカブスが東京ドームで対戦する3月18、19日の開幕シリーズに向けて「ワールドチャンピオンであるドジャースを日本で間近で見られる。今後もあるのだろうかという貴重な機会」と笑顔で話した。
日本でのメジャー開幕は2019年3月以来で、当時はマリナーズに所属していたイチローさんの引退試合となり感動を呼んだ。「あの終わり方以上はない。もう一度やりたいという感じになれないのは、実はあんな最後をファンがつくってくれたから」と振り返った。ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希にも言及し「僕が高校野球を熱心に見始めたのは佐々木選手くらいから。だから勝手な思い入れもあってすごく楽しみ」と活躍を期待した。
満票に1票足りなかった米野球殿堂入りも振り返り「もし満票だったらストーリーがなくて面白くない」と語った。