シャープが7日発表した2024年4~12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が203億円の黒字(前年同期は35億円の赤字)となった。売上高は6.0%減の1兆6579億円。法人向けパソコン事業などが好調だった。25年3月期の業績予想は、ソフトバンクなどと堺工場跡地の売却へ協議が進む中、合理的な算定が困難として純損益を未定とした。黒字を見込んでいる。
24年4~12月期の連結純損益は、カメラの部品事業に関する特別損失を計上した影響などで35億円の赤字(前年同期は20億円の黒字)だった。
欧米向けの調理家電が伸長したほか「アクオス」ブランドのスマートフォンもけん引した。