三重県桑名市の市総合医療センターは7日、勤務する20代の男性看護師が、入院患者40人のための計51回分の飲み薬や塗り薬を、未開封のままロッカーに保管していたと発表した。現時点で患者の健康被害は確認されていない。聞き取りに「薬を飲ませるのを忘れ、怒られると思って隠した」と話している。
センターによると、看護師は2023年10月~今年1月、内科病棟に入院する患者39人分の内服薬と、1人分の軟こうを、未開封のまま更衣室のロッカーに保管していた。1月21日に同僚の職員がロッカーに入っている薬を見つけた。
センターが該当患者全員の家族や関係者に報告した。今後第三者による調査委員会を設置する。