宮城県は7日、囲碁の国際戦「応氏杯世界選手権」で日本勢として初めて優勝した、仙台市出身の一力遼四冠(27)=棋聖・名人・天元・本因坊=に県民栄誉賞を授与した。一力四冠は「素晴らしい賞を頂き、地元に恩返しできたと感じる。今後もベストを尽くし、良い成績を残したい」と話した。
県庁で行われた授与式で村井嘉浩知事は「日本の棋士が世界に通用することを示した。宮城県の誇りだ。(国内の)七大タイトルを全て奪取してほしい」と激励した。
県は一力四冠を含め延べ11人の個人と、プロ野球の楽天に県民栄誉賞を贈っている。フィギュアスケートで冬季五輪2連覇の羽生結弦さんは2度受賞した。