強い冬型の気圧配置が続き、8日も日本海側を中心に広い範囲で大雪が続いた。記録的な降雪や積雪となった地域が相次いでいる。各地で交通への影響が出た。太平洋側でも内陸を中心に大雪になり、平地でも積雪の恐れがあるとして、気象庁は9日にかけて警戒するよう呼びかけている。
JR東海によると、滋賀県米原市周辺の雪の影響で、東海道新幹線は始発から三河安城―新大阪間の一部区間の上下線で通常より速度を落として運転。通過する列車に30分以上の遅れが見込まれ、拡大する可能性もある。JR東日本によると、上越新幹線や山形新幹線などで一時運転を見合わせた区間があった。
気象庁によると、新潟県阿賀町は8日午前4時に積雪が194センチとなり、統計開始以降で最大となった。8日午前9時時点の12時間降雪量の最大値は新潟市中央区で50センチ、新潟市東区で42センチ。名古屋市でも降雪があった。
北日本の上空約5千メートルに氷点下42度以下の強い寒気が断続的に流れ込んでおり、9日にかけて強い冬型の気圧配置が続くとみられる。