外来種マングースの根絶が宣言された鹿児島県・奄美大島で、捕獲用の筒わなの撤去が7日、完了した。ピーク時には約3万5千個が設置され、2019年から回収していた。最後の撤去作業が行われたのは、ハブ対策として1979年にマングースが放された奄美市の赤崎地区の山中で、捕獲専門集団「マングースバスターズ」の7人が約50メートルおきに設置されたわなを集めた。
08年にバスターズに加わった園山大助さん(57)は「赤崎がマングースの始まりの地であり、ここを最後に終わらせたいという思いがバスターズにはあった。役目を終えて寂しい気もする」と話した。