プロ野球阪神の元遊撃手で、監督として1985年に球団初の日本一に導き、3日に91歳で死去した吉田義男さんの葬儀・告別式が8日、兵庫県西宮市内で営まれ、85年に打線の中軸を務めた掛布雅之OB会長や秦雅夫球団オーナー、粟井一夫球団社長ら約200人が弔問した。
斎場ロビーでは吉田さんの生涯を振り返る映像が流れ、出棺時には生前に歌った球団歌「六甲おろし」が響いた。掛布会長は、故人の監督時代に三塁のレギュラーに抜てきされた経緯を振り返り「本当に感謝しかない。全ての基礎をつくってくれた方」と思い出に浸った。
抑え投手として日本一に貢献した中西清起さんは「私を導いてくれた大恩人」と感謝の意を述べた。