強い冬型の気圧配置の影響で、日本海側を中心に9日も雪が降り、山間部などで平年を上回る積雪を記録した所があった。北日本から西日本の日本海側を中心に大雪になる所があるとして、気象庁は交通障害などへの警戒を呼びかけた。10日には、冬型の気圧配置が次第に緩むとしている。
新潟県は9日、魚沼市と十日町市の一部地域に災害救助法を適用した。午後3時時点の積雪の最大値は魚沼市で316センチ、十日町市で234センチだった。
福島県は9日、災害救助法の適用自治体に2町村を追加し、18市町村とした。8日に除雪用車両の脱輪で運休した山形新幹線は、9日も降雪量などから福島―新庄間で終日運転を取りやめた。
気象庁によると、北日本の上空約5千メートルに氷点下39度以下の強い寒気が流れ込んでいる。一方、10日には高気圧が東シナ海へ移動し、日本付近の冬型の気圧配置は緩むという。
10日午前6時までの24時間予想降雪量は、多い所で東北50センチ、関東甲信、北陸、東海40センチ、近畿30センチ、中国20センチ。