スズキ労働組合は9日、2025年春闘で月額1万9千円の賃上げを要求することを決めたと明らかにした。現在の要求方式を導入した21年以降で最高水準だった前年の2万1千円には新たな人事制度構築分も含まれていたとし、実質的に前年と遜色ない水準の要求だという。年間一時金(ボーナス)は前年比0.4カ月増の6.6カ月分を求める。
24年春闘では、2万1千円の賃上げ要求に対して、経営側はこれを上回る平均10%以上の賃上げを回答した。年間一時金は労組が求めていた6.2カ月分に満額で回答した。
スズキ労組は11日に要求書を提出し、経営側の回答は3月12日になる見込み。