札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」が必要な許可を得ずに開設された問題で、秋元克広市長は10日の記者会見で、市が昨年現地調査に入った際、大小合わせて約150棟の違法建築物を確認していたことを明らかにした。
市によると、今月4日、施設の運営会社代表から建物の撤去に向けた計画を出すとの説明があったといい、内容を踏まえ撤去を命じることも含めて対応を検討する。
動物園は2005年に開業。敷地全域が、土地の開発や建築が制限される「市街化調整区域」にあり、飼育施設などの建設には事前に市の許可が必要となる。