【ウィーン共同】東欧ルーマニアのヨハニス大統領は10日、12日に辞任すると明らかにした。昨年11月の大統領選第1回投票で泡沫と目された候補者が動画投稿アプリTikTokを活用した選挙運動を展開して首位となり、憲法裁判所が無効を宣言。選挙のやり直しを命じたため、本来昨年12月までのヨハニス氏の任期が延長されたが、留任に批判が高まっていた。
地元メディアによると、大統領の職務停止を求める議会の採決が11日に行われる予定だった。
やり直しの大統領選第1回投票は5月4日に行われる予定。
昨年の大統領選にはロシアによる介入の可能性が指摘された。