防衛省統合幕僚監部は11日までに、ロシア海軍の情報収集艦1隻が今月、沖縄本島や宮崎県の沖合で、日本の領海の外側にある接続水域を航行したと発表した。危険な行動は確認されていない。ロシア艦艇が宮崎県沖の接続水域を航行するのが確認されたのは初めて。
防衛省によると、艦艇は今月1~2日、沖縄本島南東の接続水域に出入りした後、北上、4日には鹿児島県の喜界島周辺の接続水域を通過した。7~8日にかけ、宮崎県沖の接続水域を含む海域を東西に往復し、9日には大隅海峡を西進し東シナ海に向かった。
昨年、沖縄本島と宮古島の間の海域を航行し太平洋に向かったものと同一艦艇という。