福島市土湯温泉町の雪崩でふさがれた県道について、福島県は11日、同日中の除雪が困難だと明らかにした。温泉宿3軒で宿泊客や従業員ら計約60人が孤立しており、解消は12日以降の見通し。県によると、食料や燃料などのライフラインは維持されており、体調不良者はいない。
現場では10日、2度にわたり雪崩が発生し、県は除雪を中断。11日に専門家を派遣し、意見を聞いた上で再開の可否を判断するとしていた。
10日未明の雪崩により計約160人が孤立。いったん除雪が済み一部の客らが宿を離れたが、同じ場所で再び雪崩が発生した。県は10日に最終的な孤立は約50人としていたが、再集計で約60人となった。