11日午前3時5分ごろ、千葉県大網白里市みずほ台1丁目の市道で「アスファルトが割れ、水が噴き出している」と近隣住民から110番があった。東金署によると、道路に幅約2メートル、深さ約1.5メートルの穴が開いた。水が高さ約10メートルまで上がり、付近の2階建てアパートで屋根の一部が剥がれた他、窓ガラスが割れた。けが人はいなかった。
山武郡市広域水道企業団(同県東金市)によると、企業団が管理する直径約15センチのビニール管に約50センチの亀裂が入り、噴き出した水の圧力で道路が破損したとみられる。設置から30年以上経過し、耐用年数の40年を下回るものの、老朽化した可能性が高いという。
近隣アパートなど5棟21世帯で断水したり、道路が通行止めになったりする影響が出た。午前11時45分までに水道管や道路が復旧した。
現場はJR大網駅から南西約1キロの住宅地。