【パリ共同】フランス・パリで10日開幕した「AIアクションサミット」は閉幕日の11日、首脳級会合を開いた。米国のバンス副大統領、中国の張国清副首相らが出席。人工知能(AI)技術を巡る米中の競争が激化する中、AIの持続可能な発展に向けた国際的なルールを探ったが、規制の在り方を巡り米国と欧州の違いが露呈した。
サミットでは「包括的かつ倫理的、安全な」AIを目指す宣言文に日本や中国、インドを含む60カ国・地域が署名したが、米国と英国は署名しなかった。
バンス氏は欧州連合(EU)のAI規制を念頭に「過剰な規制はAI産業を駄目にしてしまう」と述べ、規制緩和を推進するトランプ政権の姿勢を強調した。