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イスラエル、ガザ停戦の終了警告 ネタニヤフ首相、人質解放へ圧力

共同通信 2025年2月12日 9時32分

 【エルサレム、ワシントン共同】イスラエルのネタニヤフ首相は11日の声明で、イスラム組織ハマスが15日正午までに人質を解放しなければ、パレスチナ自治区ガザでの停戦を終了し、戦闘に戻ると警告した。ハマスがイスラエルの停戦合意違反を主張し、人質解放を遅らせる姿勢を見せる中、トランプ米大統領に続いてイスラエルが人質解放への圧力を強めたことで、停戦維持を巡る緊張が高まっている。

 一方、トランプ氏は11日、ホワイトハウスでヨルダンのアブドラ国王と会談した際、ハマスが15日正午までに全ての人質を解放すると思わないと語った。トランプ氏は10日、ハマスに対し15日正午までに全ての人質を解放するよう求め、応じなければ停戦合意が破棄される可能性があると警告していた。

 ハマスは10日、人質解放の日程を、予定する15日から遅らせる考えを表明した。ネタニヤフ氏は11日、人質が解放されなければ「ハマスの敗北」まで激しい攻撃を再開すると強調した。軍に対し、ガザと周辺に部隊を集結するように指示したという。

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