【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は11日、インド太平洋地域で影響力を拡大する中国に警戒感を示し、バイデン前政権下よりも国防費の増額を目指す考えを明らかにした。国内総生産(GDP)比で「3%を下回るべきではないというのが私の考えだ」と主張した。訪問先のドイツで記者団に語った。
世界銀行によると、2023年の米国の国防費は9160億ドル(約139兆6700億円)でGDP比3.4%だった。
ヘグセス氏は「米国の利益を守るため、インド太平洋での中国共産党の野望に焦点を当てる必要がある」と強調する一方、国防総省内で削減できる業務もあるとし、効率化を進める意向を示した。