【グレンデール(米アリゾナ州)共同】1月に米大リーグ機構からアリゾナ州グレンデールでのドジャースのキャンプインは2月11日と発表されていた。だが、当日になって急きょ12日に変更されたと分かり、戸惑いが広がった。同球団の広報部長は「連絡の行き違いがあった」と申し訳なさそうな表情で説明した。
例年はキャンプが始まると、ファンはグラウンド横まで立ち入れる。間近で練習を見学でき、選手によってはサインをもらうことも可能だ。11日もキャンプ初日と思い込んだ多くの人々が朝から集まり、長蛇の列をつくった。しかし、球団施設が開放されないと知ると、柵越しに練習を見学する人が目立った。
突然の変更には報道陣も面食らった。前日10日に球団広報から「明日(11日)が初日だ」と連絡を受けた。だが、昼にクラブハウス内の取材が可能になると、12日が始動日であることが判明した。
選手たちはそれぞれのタイミングで姿を現し、自主練習に励んだ。大谷翔平や佐々木朗希はTシャツ姿で調整し、山本由伸はユニホームを着て投球練習した。