休み明け12日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(377回債、表面利率1.2%)の利回りが上昇し、終値利回りは休日前の10日と比べ0.030%高い1.340%となった。2011年2月以来、14年ぶりの高水準。日銀による追加利上げ観測が続き、国債が売られて利回りが上昇した。一方、米長期金利の上昇などに伴い円安ドル高が進んだ。
長期金利の上昇に関し、市場関係者は「半年に1回のペースで日銀が利上げするのではないかとの見方が多い」と指摘している。
12日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、1ドル=153円台後半で取引された。