秋篠宮家の長男悠仁さまは12日、京都府舞鶴市を訪れ、第2次大戦後の旧ソ連によるシベリア抑留の歴史を伝える舞鶴引揚記念館を視察された。語り部活動をしている地元の中高生らが案内し、極寒の地で強制労働に従事させられた抑留生活の資料や収容所を再現した部屋などを見て回った。
悠仁さまは、引き揚げ者を迎え入れた港のジオラマの前で「向こうの港からは、どれぐらいの距離がありますか」と質問した。シラカバの樹皮をノート代わりに、抑留中の日々を和歌でつづった「白樺日誌」の説明を聞き「少ない文字で書くことで、効果的に残した面もあるのですかね」と話していた。