茨城県のひたちなか・東海広域事務組合消防本部所属の女性消防士が同僚からの性被害を訴えていた問題で、県警が13日にも不同意性交と不同意わいせつなどの疑いで、消防副士長の20代男性を書類送検することが12日、捜査関係者への取材で分かった。地検に判断をゆだねる「相当処分」の意見を付けるとみられる。
書類送検容疑は昨年5月以降、勤務時間中に消防署内で同僚女性2人にわいせつな行為をするなどした疑い。捜査関係者によると、県警の任意聴取に「同意はあった」という趣旨の話をしているという。
消防本部などによると、副士長からのセクハラを訴える被害相談が昨年7月以降に相次ぎ、女性2人が一部の被害を県警に届け出ていた。消防本部は昨年11月、複数の女性職員へのセクハラ行為7件を認定し、副士長を停職3カ月の懲戒処分とした。