パーキンソン病専門の有料老人ホームを各地で運営する東証プライム上場の「サンウェルズ」(本社・金沢市)は12日、入居者への訪問看護を巡る不正・過剰な診療報酬請求を認定した特別調査委員会の報告書を受け、専務と常務1人の辞任を発表した。苗代亮達社長は役員報酬50%の減額(6カ月)とした。辞任は13日付。
同社は12日、調査を理由に延期していた2024年4~9月期決算も発表、25年3月期の業績予想を下方修正し、純損益が当初見込んだ約26億2千万円の黒字から約6億4千万円の赤字に転落するとした。既に提出していた過去の有価証券報告書なども、純利益を大幅に減額する訂正をした。