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覚醒剤190キロを密輸入疑い 航空貨物で全国最多、成田

共同通信 2025年2月12日 19時36分

 東京税関と千葉県警は12日、氏名不詳者らと共謀して覚醒剤約190キロ(末端価格125億4千万円相当)を航空貨物に隠して成田空港に密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、グアテマラ国籍の男(31)を昨年9月に逮捕し、同10月に千葉地検に告発したと発表した。税関によると、航空貨物での不正薬物の押収量として、全国で過去最多という。

 地検は昨年10月、覚醒剤のうち約745グラムを密輸入したとして、同法違反罪などで起訴した。

 税関や県警によると、長さ約165センチ、直径約40センチの貯湯タンク12本の中に、ポリ袋などで覆った覚醒剤を隠していたという。税関職員が検査で発見した。

 被告は同9月、都内の倉庫に覚醒剤を回収に来て、麻薬特例法違反の疑いで現行犯逮捕され、その後、覚醒剤取締法違反容疑などで再逮捕された。「荷物の確認のために日本に来た」と容疑を否認している。

 税関によると、これまでに航空貨物での不正薬物の押収量は、2004年に成田空港で押収された大麻約145キロが最多だった。

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