政府の地震調査委員会は12日、定例会合を開き、1月に宮崎県と福島県で、それぞれ最大震度5弱を観測した地震を議論した。会合後の記者会見で平田直委員長(東京大名誉教授)は、宮崎県沖はマグニチュード(M)7程度の規模の地震が繰り返し起きている場所だとして「再び地震が起きる可能性がある。強い揺れや津波に注意してほしい」と呼びかけた。
福島県の地震に関しても、深さ数キロで地震がたびたび起きてきた地域だと指摘。「まとまった期間、地震活動が続く特徴がある」と述べた。
宮崎県の地震は1月13日に発生した。震源は日向灘でM6.6。愛媛、高知、宮崎、鹿児島の各県で津波を観測した。