旧ジャニーズ事務所の性加害問題で、被害を申告したものの手続き途中で「放置」されたなどと訴える男性4人が12日夜、東京都内で記者会見を開き、補償を担うSMILE―UP.(スマイルアップ)の対応について「(被害者と)向き合うどころか、対話さえない」と批判した。
4人は今後、スマイル社に補償債務があることを確認する訴訟の提起も検討するとした。
旧事務所に所属していたという男性は2023年10月に被害を申告。昨年3月に弁護士事務所で面談したが、9月に「手続きを進めている」と連絡があっただけだという。「私以外にも、こうした状況の被害者がいるのではないか」と語った。