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「顔見知りの客が多いから」地域密着のコンビニ、高齢者の特殊詐欺被害防ぐ

京都新聞 2023年8月2日 11時10分

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、京都府警南丹署は京都府京丹波町のコンビニエンスストア2店舗のスタッフらに感謝状を贈った。

 ローソン京丹波升谷店の店員島﨑真輝さん(30)、永嶋英恵さん(52)、オーナーの野田哲男さん(57)と、ミニストップ瑞穂町和田店の店長藤原功さん(53)、店員の柏木久美さん(40)。

 被害を防いだのは、いずれもパソコンの異常やウイルス対策を理由に、電子マネーカードの購入を指示する手口の詐欺。ローソンは6月5日、ミニストップは同25日に来店した高齢客から話を聞いたスタッフが詐欺を直感し、連携しながら警察への通報につなげた。

 ローソンの永嶋さんは「顔見知りの客が多く、スタッフ同士の仲も良かったから、被害を防げた」と語った。島﨑さんも「地域密着の店舗として、被害の防止に努めていきたい」と話した。

 ミニストップの柏木さんは同店で働き始めて2カ月でのお手柄で「高齢者が詐欺に遭わないよう、ためらわず声をかけたい」と気を引き締めた。藤原さんも「犯罪全般にアンテナを張って地域に貢献できる店にしたい」と力を込めた。

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