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平等院、金閣寺、大徳寺…京都の寺社を切り絵で表現「写実と異なる配色見て」

京都新聞 2023年8月13日 7時0分

 京都の寺社をテーマにした切り絵の作品展が、京都市右京区京北のあうる京北で開かれている。カッターで緻密に切った後、さまざまな色や質感の和紙を裏から貼り、多彩な表現を楽しめる。

 京都、亀岡、南丹市在住の愛好家9人による「切っても切れない切り絵サークル」が主催。約50点がそろう。

 平等院(宇治市)の切り絵は、シャープに表現した鳳凰堂と池に映る揺らいだ像の対比が目を引く。空には青と白の混ざった和紙を使った。本法寺(京都市上京区)の多宝塔はあえて白黒にし、小さな部材までを描く輪郭線が強調される。

 北区の金閣寺や大徳寺の作品もある。下西正代代表(81)=右京区京北=は「写実と異なる配色や細かな細工など各自のこだわりを見てほしい」と話した。

 無料。27日まで。午前9時~午後5時(27日は正午まで)。

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