乙訓消防組合消防本部は11日、心肺停止状態の50代女性を救急車で搬送中に物損事故を起こし、約3分の遅れが生じたと発表した。女性は病院搬送後に死亡が確認された。同本部は遺族に謝罪した。
同本部によると、10日午前6時48分、京都府長岡京市の会社から「出勤してきた女性が倒れ、意識がない」と119番通報を受けた。長岡京消防署東分署の救急車が出動し、女性を乗せて京都市の病院へ向かった。同7時19分、向日市寺戸町中垣内で心電図の確認のために停車しようとした際、左ドアミラーを電柱にぶつけた。警察への事故連絡などで約3分停車したという。
同本部は「事案をしっかりと検証し、再発防止策を講じたい」としている。