ホテルやカフェに若手芸術家の作品を展示し、アートで施設を彩るのと同時に作家と購入希望者をつなぐ取り組みが京都市内で行われている。
「ART RHIZOME KYOTO(アート リゾーム キョウト)」(ARK)として、京都市が今春から始めた。2回目となる秋季展示には5施設が参加した。
施設と作家の間に立って企画を立てたり展示作品を決めたりする「アートコーディネーター」も公募で選定、施設ごとに特色ある展示が行われている。
中京区の「ホテルリングス京都」では、油彩画やコラージュの作品約20点をロビーや宿泊者用ラウンジで紹介。山下博史総支配人は「アートを目的に京都観光に来る外国人も多い。旅先でアートに触れる機会を提供できれば」と話す。
東山区の「cafeふふふあん」でも綿布や木材を用いた個性的な作品が並び、運営企業の木村哲也常務は「美と健康がテーマのカフェなので、作品を見て心の健康を得てほしい」としている。
展示は2024年1月30日まで。参加施設の詳細などはARKのホームページから。