京都市内で最低気温1.6度と冷え込んだ16日朝、右京区と西京区に架かる渡月橋一帯では法輪寺の屋根にうっすらと雪が積もるなど、風情を一段と深めた。
午前8時半過ぎ、渡月橋では雪が舞い、マフラーなどで防寒対策をした観光客らが足を止めてカメラのシャッターを盛んに切っていた。渡月橋からは、白くなった法輪寺の塔などが望め、興趣のある光景に道行く人が見入っていた。
東京から30年ぶりに渡月橋を訪れたという男性(66)は「寒いですね。でも、雪が降るよい日に来ました」と笑顔を見せた。
同9時半ごろには青空が広がり、法輪寺の白い屋根を朝の太陽が明るく照らした。