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競技と真逆のかるた取り ゆっくり、そっと、札の譲り合いも 京都府大山崎町で恒例大会

京都新聞 2024年2月2日 8時0分

 京都府大山崎町の老人福祉センター長寿苑で、恒例の新春かるた大会が開かれた。町内の高齢者約20人が参加し、慣れ親しんだ伝統文化を楽しんだ。

 競技かるたと異なり、「ゆっくり百人一首」と銘打って開催。参加者は4人一組となり、机の上に小倉百人一首の取り札を並べた。椅子に座って長寿苑のかるたサークルのメンバーが詠み上げる声に耳を澄ませ、取り札を見つけると、そっと手を伸ばしていた。

 同時に札を取りにいった参加者同士が譲り合う場面もあり、会場は和やかな雰囲気に包まれていた。

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