冬の森林散策会が24日、京都府京丹後市弥栄町鳥取の道の駅「丹後王国食のみやこ」で催された。市内から訪れた参加者らは園内の散策路を巡り、野生動物の足跡や植物の冬芽を観察して楽しんだ。
来場者に広く自然に親しんでもらおうと、季節に合わせて不定期で開催している。府立植物園元副園長で同駅の園芸を担当する西原昭二郎さん(64)が案内役を務めた。
西原さんは、散策路に植えられたクロモジの枝を手に「いい香りがして、和菓子のつまようじにも使われます」と解説。他にも、府の準絶滅危惧種「タジマタムラソウ」の葉を見つけ、「5月ごろきれいな花を咲かせます」と紹介した。
同市網野町から訪れた会社員の女性(49)は「普段、何げなく見ている植物のルーツを知れて面白かった」と話していた。