子どもたちがキリスト教の復活祭「イースター」について学ぶ催しが、京都府京田辺市の北部住民センターで開かれた。卵の飾り付けや菓子をもらうイベントを通じて理解を深めた。
同市が海外の文化に親しむ機会につなげようと企画した。イースターの日には国によって異なるが、命の象徴とされる卵を飾り付けたり、庭に隠して宝探しをしたりするほか、家族でごちそうを食べたりする。
市内の親子連れ約50人が、アメリカやカナダ出身の外国語指導助手(ALT)や市の国際交流員などから、イースターの由来や習慣を教わった。ゆで卵にアルファベットやハートの形をしたシールを貼った後に赤や青など色付きの水で染めて、オリジナルの作品に仕上げた。
菓子入りの卵型の容器を探すイベントもあり、子どもたちは部屋の隅や扉の上に置かれた容器を見つけると笑顔を見せていた。三山木小2年の児童(7)は「飾り付けも、お菓子をもらうのも全部楽しかった」と満足げだった。