京都府舞鶴市上安のフリースクール「聖母の小さな学校」で25日、交流会「五月祭」が開かれた。生徒や卒業生、保護者、教育関係者ら約60人が集い、食事や音楽を通じて親睦を深めた。
五月祭は創立記念日の5月31日にちなみ、毎年この時期に催している。代表の梅澤秀明さん(69)は「今年で(開校から)35年。たくさんの方々に支えていただいてきた。今日は楽しい時間を過ごしてください」とあいさつ。初めて作った校旗も披露した。
ウズベキスタンからの国際交流員や留学生も招かれ、同国の国民食「プロフ」を振る舞ったり、伝統のダンスを参加者と一緒に踊ったりした。他にも大正琴とギターの演奏などさまざまな趣向があり、笑顔が広がった。
同校はともに元教員でクリスチャンの梅澤さんと妻の良子さんが1989年に設立し、現在5人が在籍する。長年の功績が認められ、夫妻は今月1日にバチカンでローマ教皇に謁見(えっけん)した。