暴力団組員らに依頼して会社社長から金銭を奪ったなどとして、京都府警捜査4課と田辺署は12日、営利略取未遂と強盗致傷の疑いで、大阪市住吉区の会社役員（55）ら男3人を逮捕した。
他に逮捕されたのは、堺市北区の暴力団組員の男（49）と京都府八幡市の塗装工の男（41）。
3人の逮捕容疑は共謀し、2月9日未明、京都府京田辺市の路上で同市の会社社長の男性（56）に暴行を加え、乗り付けた車に押し込もうとしたが、男性の妻が助けに駆けつけたため略取できず、約3万円などが入ったトートバッグを奪い、男性の腰の骨を折るなど全治約3カ月のけがを負わせた疑い。府警は3人の認否を明らかにしていない。
府警によると、会社役員の男は男性と仕事を通じて知り合い、金銭を奪うために暴力団組員の男らに犯行を依頼したという。